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(1) CSV形式データについて

e-TaxにCSV形式データを利用して提出可能な別表等は、法令で定められています。
対象となる別表等と具体的な明細記載を要する部分については、以下をご確認ください。


なお、e-Taxに提出可能な別表等(明細記載を要する部分)のCSV形式データは、e-Taxで指定したレコード内容等に準拠している必要があります。

具体的なCSV形式データの作成方法や送信方法は、以下をご確認ください。

(2) 別表等のCSV形式データの具体的な作成方法

e-Taxで指定したレコード内容等でCSV形式データが作成できるようにExcel形式の入力フォーム(以下「標準フォーム」)をご用意しております。
標準フォームを利用される方は、以下の手順をご確認ください。


標準フォームからe-Tax指定のCSV形式データを作成する


01標準フォームを利用する




02作成方法を確認する

CSV形式データの作成方法は、勘定科目内訳明細書と同じですので、以下のマニュアルをご確認ください。
なお、当マニュアルは、Microsoft Office Excel2013での利用方法となります。



CSV形式データ作成に当たっての留意事項を確認する

CSV形式のデータを作成するに当たり、ご留意いただきたい事項は以下のとおりです。

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  • 半角文字の「,(カンマ)」は、各項目の区切り以外には記録しないでください。

    ≪例≫ 半角で金額を記録する場合
     正:1234567890
     誤:1,234,567,890

  • 負の数値を記録する場合
    負の数値を記録する場合には、半角で「-(マイナス)」の1文字を数値の先頭に記録してください。
    なお、正の数値を記録する場合には、半角文字の「+(プラス)」の記録は不要です。

  • 各項目の区切り以外に「,(カンマ)」を記録する場合
    各項目の区切り以外(例:名称等)に「,(カンマ)」を記録する場合には、全角文字の「,(カンマ)」を記録してください。

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各標準フォームの留意事項等の「レコードの内容及び留意事項」の「入力文字基準」欄に利率、割合又は税率(以下「利率等」といいます。)に関して、別途定めがある場合は、その定めに従い記録してください。

≪例≫
利率等を計算した結果「0.102345…」であり、「レコードの内容及び留意事項」に以下の事項が定められている場合
「入力文字基準」欄…「整数2文字以内・小数は4文字以内」
「留意事項」欄………「小数点以下3位未満は切り上げる」(百分率(%)による記録について記載がない場合)。

 正:0.103
 誤:0.102  (小数点以下3位未満を切り上げていない。)
 誤:0.1023 (「.(小数点)」を除いて小数を4文字表示している。)
 誤:10.2   (百分率(%)で表示している。)

  • 小数を含む数値を記録する場合には、半角文字の「.(小数点)」を1文字とカウントし、「レコードの内容及び留意事項」の「入力文字基準」欄に定める文字数までの半角文字を記録してください。
  • 「レコードの内容及び留意事項」の「留意事項」欄に百分率(%)について指定がある場合には、百分率(%)により記録してください。「留意事項」欄に記録方法の指定がない場合には、 百分率(%)、分数等、任意の方法により記録して差し支えありません。
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「法人税申告書の一部の別表等(明細記載を要する部分)」に関して、e-Taxで利用可能な文字は、「JIS第1水準」及び「JIS第2水準」となります。
JIS第1水準及びJIS第2水準以外の「漢字」、「カナ」、「記号」等(以下「外字等」といいます。)及び「半角文字」は、以下のとおり修正を行ってください。

  • もともと入力した外字等がいわゆる異字体又は旧字体であり、それらを統一文字又は新字体に変換できる場合は、それぞれの統一文字又は新字体に変換してください。

    ≪例≫
     「大藏」 ⇒ 「大蔵」
     「齊藤」 ⇒ 「斉藤」

  • 半角文字のカナ、英数字、記号、丸付き数字、カッコ付き外字等は、JIS第水準及びJIS第2水準の「全角文字」に変換してください。
  • 人名に使用されている外字等のうち統一文字又は新字体に変換できない外字等が含まれている場合には、その人名を全て「カナ」で記録してください。
  • 勘定科目等に使用されている外字等のうち変換できない外字等は、「カナ」で記録してください。

なお、作成したデータをCSVデータに変換する際に文字コードを「SHIFT-JIS」としていただく必要があります。
「SHIFT-JIS」においては、外字等及び半角文字については、「?」となりますので、e-Taxソフトで直接修正を行ってください。

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濁点又は半濁点を含む文字については、1文字で記録してください。
濁点「゛」及び半濁点「゜」のみを1文字として記録しないでください。

≪例≫
 正:「ガ」
 誤:「カ゛」

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記録するそれぞれの項目については、「レコードの内容及び留意事項」の「入力文字基準」欄に記録可能な文字数を記載しております。記録に当たっては、可能な範囲でそれぞれの項目に設定された文字数内で記録してください。

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作成したファイルの「ファイル名」については、以下の規則に従って記録してください。
光ディスク等で提出する場合も同様です。
ファイル名に誤りがある場合、作成されたファイルがどのデータであるか判別が付かず、送信できませんのでご注意ください。

  • ファイル名の命名規則(原則)

    「様式ID_バージョン.csv」

    ≪例≫
    HOB016_6.0.csv

  • ファイル名の利用可能文字

    ファイル名の記録に当たっては、「\」、「/」、「:」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「タブ」、「改行」は利用できません。

  • 参考(ファイル名の命名規則(任意))

    ファイル名については、「様式ID_バージョン_任意の文字列.csv」とすることができます。
    その際には、ファイル名の文字数は、全角及び半角を問わず、拡張子「.csv」を含め125文字以内としてください。

    ≪例≫
    ・HOB016_6.0_別表6(1)所得税額の控除に関する明細書.csv
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  • 記録すべき申告事項等がない場合

    記録すべき申告事項等がない項目は、項目の区切りを表す半角文字の「,(カンマ)」のみを記録してください。
    CSV形式では、必ず半角文字の「,(カンマ)」で項目が区切られている必要があります。

    【最終項目の欄に記録すべき申告事項等がない場合】
    ≪例≫
     正:「前の項目」,
     誤:「前の項目」 (前の項目が区切られていない。)

    【最終項目の欄以外で、記録すべき申告事項等のない項目の欄がある場合】
    ≪例≫
    記録すべき項目が3項目あるが、2つ目の項目に記録すべき事項がない場合
     「前の項目」,,「後の項目」

  • 記録すべき申告事項等が複数ある場合

    記録すべき申告事項等が複数行にまたがる場合は、レコードごとに改行してください。

    ≪例≫
    「売掛金(未収入金)の内訳書」の場合(摘要欄に記録すべき事項がない場合)
     3,0,売掛金,(株)国税商事,東京都中央区銀座2-2-1,3000000,(改行)
     3,0,売掛金,財務商事(株),大阪府大阪市中央区大手前2-2-2,2000000,(改行)
     3,0,売掛金,(株)国税産業,愛知県名古屋市港区秋葉2-2-1,1000000,(改行)
     3,1,売掛金,国税事業部,,6000000,

  • 文字列を改行する場合

    文字列を改行する場合は、文字列全体を「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでください。

  • 留意事項等に沿わないCSV形式データについて

    なお、留意事項等に沿わないCSV形式データをe-Taxソフトに組み込んだ際、「帳票一覧」画面の「状態」欄に「作成完了(CSV 閲覧不可)」と表示されます。
    「作成完了(CSV 閲覧不可)」と表示された場合は、「 CSVファイルチェックコーナー」をご利用いただき、把握されたエラーを修正してください。

    また、この状態のCSV形式データ内に外字等が含まれている場合は、送信後に通知される受信通知に「送信されたデータ形式では読み取ることができません。」というメッセージが表示され受付できません。
    CSV形式データを作成する際は、外字等は必ず「 CSV形式データ作成に当たっての留意事項の「『外字』の取扱い」のとおり修正してください。

(3)作成したCSV形式データについて確認する

作成した別表等のCSV形式データについて、e-Taxで指定したレコードの内容及び留意事項等に沿っているかどうか、「CSVファイルチェックコーナー」で確認することができます。
作成したCSVデータが問題なくe-Taxで受付可能かどうか、事前に当コーナーを利用してご確認ください。


CSVファイルチェックコーナーの初期設定等を確認する

CSVファイルチェックコーナーを初めてご利用される方は、CSVファイルチェックコーナーの事前準備等の初期設定をご確認ください。



CSVファイルチェックコーナーを利用する

以下のリンクから、CSVファイルチェックコーナーをご利用いただけます。
なお、CSVファイルチェックコーナーの基本的な操作方法については、 「 CSVファイルチェックコーナーの操作方法 PDFファイル 」をご確認ください。

リンクアイコン CSVファイルチェックコーナーを利用する 別ウィンドウで開く

(4)作成したCSV形式データを提出する

作成した別表等のCSV形式データは、e-Taxソフトに組み込んで送信又は光ディスク等に保存して提出することができます。
具体的なe-Taxソフトへの組み込み方法、光ディスク等による提出に当たっての留意事項に関しては、以下をご確認ください。


(5) よくある質問

別表等のCSV形式データの作成及び提出方法についてご不明な点は、以下から「勘定科目内訳明細書及び法人税申告書別表(明細記載を要する部分)のデータ形式の柔軟化(CSV形式)についてよくある質問」をご確認ください。