(1) e-Taxとは
e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や法定調書の提出、届出や
申請などの各種手続をインターネットを通じて行うことができるものです。
また、税金の納付も、ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)やインターネットバンキング、ペイジー(Pay-easy)対応のATMを利用して行うことができます。
e-Taxを利用することで、自宅や事務所などから申告や納税などの手続を行うことが可能です。
また、e-Taxに対応した税務・会計ソフトを利用すれば、会計処理や申告などのデータ作成から提出までの一連の作業を電子的に行うことができ、
事務の省力化やペーパレス化につながります。
(2) セキュリティ対策
e-Taxを利用するに当たって利用者の方が安心して申告等の手続を行えるよう、個人情報などの情報セキュリティの確保には万全を期しています。
詳細につきましては、「セキュリティ対策について」及び
「セキュリティの検証について」をご覧ください。
(3) 利用可能手続
e-Taxで利用することができる手続に関して、目的やソフト・コーナー別に一覧形式で確認することができます。 詳細につきましては、「利用可能手続一覧」をご覧ください。
(4) 利用可能ソフト・コーナー
パソコンでご利用いただけるダウンロード型の「e-Taxソフト」やWEB型の「e-Taxソフト(WEB版)」のほか、金融機関向けの 「NISAコーナー」など、デバイスや目的に応じて、各ソフト・コーナーをご利用ください。
(5) e-Taxの沿革
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名古屋国税局管内でe-Taxの運用開始
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全国での運用開始
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e-Taxイメージキャラクター「イータ君」が誕生
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利用可能手続に酒税・印紙税申告を導入
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利用可能手続に連結納税手続を導入
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書面のほかオンラインで開始届出書の提出が可能となる
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e-Taxホームページからe-Taxソフトのダウンロードが可能となる
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e-Taxを利用した還付申告で、還付が6週間から3週間程度に短縮される
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税理士等による代理送信の場合、納税者本人の電子署名が不要となる
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「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxへの直接送信が可能となる
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電子交付された給与所得の源泉徴収票等のオンライン送信が可能となる
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確定申告期に休日を含めて24時間運転を開始
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オンラインで開始届出書を提出した場合、利用者識別番号等を即時発行
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税務署に来署した納税者向けに、電子署名なしでe-Tax送信が可能となる
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「電子申請等証明書」を創設
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e-Taxを利用して請求された納税証明書に関して、電子データのほか書面での取得が可能となる
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受付時間の拡大(法人税等の申告が集中する5月末の受付時間を拡大)
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ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)の導入
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WEBブラウザ上で利用可能な「e-Taxソフト(WEB版)」の提供開始
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利用可能手続に贈与税申告を導入
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複数のメールアドレスが登録可能となる
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金融機関向けに「NISAコーナー」の提供開始
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e-Tax又は光ディスク等による法定調書提出の義務化(前々年1,000枚以上)
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スマートフォン向けに「e-Taxソフト(SP版)」の提供開始
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金融機関向けに「FATCAコーナー」の提供開始
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e-Taxで受付可能なデータ形式への変換機能の提供開始
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添付書類のイメージデータ提出が可能となる
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受付時間の拡大(5月末、8月末、11月末の受付時間を延長)
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マイナポータルとの連携開始
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添付書類のイメージデータ提出の対象拡大
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多国籍企業向けに「多国籍企業情報の報告コーナー」の提供開始
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国税クレジットカード納付の導入
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金融機関向けに「CRS報告コーナー」の提供開始
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「電子的控除証明書等作成ソフト」の提供開始
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マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式の導入
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マイナンバーカード認証のためのスマートフォン(Android端末)向けのアプリを提供開始
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受付時間の拡大(月曜日から金曜日を24時間受付可能とし、毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日の受付時間を延長)
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e-Taxの送信容量の拡大
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生命保険料控除証明書等のオンライン送信が可能となる
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大法人の電子申告義務化に当たり、「CSVファイルチェックコーナー」の提供開始
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メッセージボックスのサブフォルダ機能の提供開始
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利用可能手続に相続税申告手続を導入
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「法人設立ワンストップサービス」の開始
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スマートフォンからマイナンバーカード方式の利用が可能となる
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大法人の電子申告義務化
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利用可能手続に揮発油税及び地方揮発油税申告手続を導入
利用可能手続に石油ガス税申告手続を導入 -
e-Taxホームページをリニューアル
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マイナンバーカードの読み取りに、QRコード認証を導入
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e-Taxソフトに対応していない申請等手続について、イメージデータ(PDF形式)での送信が可能となる(汎用申請手続の導入)
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Android端末向けのアプリ「e-Taxアプリ」の提供を終了
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税理士向けにメッセージボックスの共有機能の提供開始
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スマートフォンから添付書類のイメージデータによる提出が可能となる
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受付時間の拡大(確定申告期以外の通常期において、原則、土・日・休祝日の受付)
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申告書等情報取得サービスの提供開始
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国税庁e-Taxキャラクター「イータ君」の第三者利用の開始
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スマホアプリ納付の利用開始
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e-Taxのユーザー情報を閲覧できる「マイページ」(個人の方向け)の提供開始
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マイナンバーカードを利用して申告する際のカード読取回数を軽減(3回から1回)
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添付書類のイメージデータ送信容量を(1送信あたり)最大14.0MBに拡大
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e-Taxのユーザー情報を閲覧できる「マイページ」(法人の方向け)の提供開始
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税理士による電子通知(納税証明書・通知書等)の代理受領が可能となる
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e-Taxソフト(WEB版)に、e-Taxソフト(SP版)及び受付システムの機能を統合
(6) e-Taxの利用可能時間の変遷
e-Taxの利用可能時間は、平成16年の導入以降、利用者のニーズや費用対効果を踏まえつつ、確定申告時期の24時間利用をはじめ、順次拡大を実施してきました。
これまで確定申告期間を除く4月~12月については、土曜日・日曜日の深夜帯は利用不可としていたところ、令和6年4月以降、メンテナンス時間を除き、年を通して24時間利用可能としています。
■ e-Tax利用可能時間の変遷
これまで確定申告期間を除く4月~12月については、土曜日・日曜日の深夜帯は利用不可としていたところ、令和6年4月以降、メンテナンス時間を除き、年を通して24時間利用可能としています。
■ e-Tax利用可能時間の変遷