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(1) CSV形式データについて
e-Taxに提出可能な財務諸表のCSV形式データは、e-Taxで指定したレコード内容等に準拠している必要があります。
e-Tax指定のCSV形式データのレコード内容等については、以下をご確認ください。
なお、財務諸表CSV形式データの作成に使用する勘定科目コードは、「勘定科目コードを確認する」をご確認ください。
具体的なCSV形式データの作成方法や送信方法は、以下をご確認ください。
(2) 財務諸表CSV形式データの具体的な作成方法
財務諸表CSV形式データの作成方法は、「会計ソフト等から出力したCSV形式データを使用してe-Tax指定のCSV形式データを作成する方法」と「国税庁が用意している標準フォームからe-Tax指定のCSV形式データを作成する方法」の2つがあります。
以下をご確認の上、利用しやすい方法でご利用ください。
- 会計ソフト等から出力したCSV形式データを使用してe-Tax指定のCSV形式データを作成する
- 標準フォームからe-Tax指定のCSV形式データを作成する
- 勘定科目コード表に記載のない勘定科目コード等を設定する
- CSV形式データ作成に当たっての留意事項を確認する
会計ソフト等から出力したCSV形式データを使用してe-Tax指定のCSV形式データを作成する
会計ソフト等から出力した財務諸表のCSV形式データにe-Tax指定の勘定科目コードを設定してe-Tax指定のCSV形式データを作成する手順を紹介します。
01作成方法を確認する
02勘定科目コードを確認する
勘定科目コードの確認に当たっては、以下をご確認ください。
なお、貸借対照表及び損益計算書の勘定科目コードの検索に当たっては、勘定科目検索ツール(Excel)を提供しております。
●個別に検索する(貸借対照表及び損益計算書)
入力した勘定科目に類似する「e-Taxで利用可能な勘定科目」の「勘定科目コード」を個別に確認できます。
●一括で検索する(貸借対照表及び損益計算書)
「e-Taxで利用可能な勘定科目」の「勘定科目コード」を一括で確認できます。
標準フォームからe-Tax指定のCSV形式データを作成する
あらかじめ各業種に応じた「勘定科目名称」と「勘定科目コード」を設定したExcel形式の入力フォーム(以下「標準フォーム」)をご用意しております。
標準フォームを利用される方は、以下の手順をご確認ください。
01標準フォームを利用する
●令和2年4月1日以後提出分
なお、貸借対照表及び損益計算書については、「勘定科目コードを確認する」の一括検索Excelフォームからも作成が可能です。
詳しくは、「一括検索ExcelフォームからCSV形式データ作成の操作方法」をご確認ください。
02作成方法を確認する
●動画で確認する(令和3年7月)
始めて財務諸表のCSV形式データを標準フォームから作成される方向けに以下を紹介しています。
- はじめに
- 標準フォームを活用した財務諸表のCSV形式データの作成方法
- 標準フォームとは
- 必要事項の入力
- CSV形式データへの変換
- 作成したCSV形式データのエラーチェック
- e-Taxソフトへの組み込み方法
- e-Taxソフトからの送信方法
●マニュアルで確認する
各財務諸表の作成方法は以下のマニュアルをご確認ください。
なお、当マニュアルは、Microsoft Office Excel2013での利用方法となります。
財務諸表のCSV形式データ(Ver.2)を作成する場合は、こちら。
勘定科目コード表に記載のない勘定科目コード等を設定する
勘定科目コード表に記載のない勘定科目コードの設定の仕方、繰り返し設定が可能な勘定科目コードの設定の仕方やe-Taxソフト(WEB版)で貸借対照表を勘定式で帳票表示する場合の設定の仕方については、以下をご確認ください。
CSV形式データ作成に当たっての留意事項を確認する
CSV形式のデータを作成するに当たり、ご留意いただきたい事項は以下のとおりです。
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半角文字の「,(カンマ)」は、各項目の区切り以外には記録しないでください。
≪例≫ 半角で金額を記録する場合
正:1234567890
誤:1,234,567,890 -
負の数値を記録する場合
負の数値を記録する場合には、半角で「-(マイナス)」の1文字を数値の先頭に記録してください。
なお、正の数値を記録する場合には、半角文字の「+(プラス)」の記録は不要です。 -
各項目の区切り以外に「,(カンマ)」を記録する場合
各項目の区切り以外(例:名称等)に「,(カンマ)」を記録する場合には、全角文字の「,(カンマ)」を記録してください。
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「財務諸表」に関して、e-Taxで利用可能な文字は、「JIS第1水準」及び「JIS第2水準」となります。
JIS第1水準及びJIS第2水準以外の「漢字」、「カナ」、「記号」等(以下「外字等」といいます。)及び「半角文字」は、以下のとおり修正を行ってください。
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もともと入力した外字等がいわゆる異字体又は旧字体であり、それらを統一文字又は新字体に変換できる場合は、それぞれの統一文字又は新字体に変換してください。
≪例≫
・「大藏」 ⇒ 「大蔵」
・「齊藤」 ⇒ 「斉藤」
- 半角文字のカナ、英数字、記号、丸付き数字、カッコ付き外字等は、JIS第水準及びJIS第2水準の「全角文字」に変換してください。
- 人名に使用されている外字等のうち統一文字又は新字体に変換できない外字等が含まれている場合には、その人名を全て「カナ」で記録してください。
- 勘定科目等に使用されている外字等のうち変換できない外字等は、「カナ」で記録してください。
なお、作成したデータをCSVデータに変換する際に文字コードを「SHIFT-JIS」としていただく必要があります。
「SHIFT-JIS」においては、外字等及び半角文字については、「?」となりますので、e-Taxソフトで直接修正を行ってください。 -
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濁点又は半濁点を含む文字については、1文字で記録してください。
濁点「゛」及び半濁点「゜」のみを1文字として記録しないでください。≪例≫
・正:「ガ」
・誤:「カ゛」
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作成したファイルの「ファイル名」については、以下の規則に従って記録してください。
光ディスク等で提出する場合も同様です。
ファイル名に誤りがある場合、作成されたファイルがどの財務諸表のデータであるか判別が付かず、送信できませんのでご注意ください。-
ファイル名の命名規則(原則)
ファイル名の命名規則については、以下のとおり「2種類以上送信する場合」と「1種類のみ送信する場合」で変わりますので、ご留意ください。
なお、いずれも「様式ID」:「HOT010」、「バージョン」:「3.0」になります。
また、「財務諸表名」は半角文字で以下の該当するアルファベットで記録してください。
・貸借対照表: BS
・損益計算書: PL
・製造原価報告書: SC
・個別注記表: NT
・株主資本等変動計算書: SS
・社員資本等変動計算書: SE
・損益金の処分表: SR【財務諸表を2種類以上、e-Taxに送信する場合】
○財務諸表の種類ごとにCSVファイルを作成する場合
・「様式ID_バージョン_財務諸表名.csv」
≪例≫
HOT010_3.0_BS.csv
○2種類以上の財務諸表を1つのCSVファイルで作成する場合
・「様式ID_バージョン.csv」
≪例≫
HOT010_3.0.csv
【財務諸表を1種類のみ、e-Taxに送信する場合】
・「様式ID_バージョン_財務諸表名.csv」
・「様式ID_バージョン.csv」
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ファイル名の利用可能文字
ファイル名の記録に当たっては、「\」、「/」、「:」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「タブ」、「改行」は利用できません。
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参考(ファイル名の命名規則(任意))
ファイル名については、「様式ID_バージョン_財務諸表名_任意の文字列.csv」又は「様式ID_バージョン_任意の文字列.csv」とすることができます。
その際には、ファイル名の文字数は、全角及び半角を問わず、拡張子「.csv」を含め125文字以内としてください。≪例≫
・HOT010_3.0_BS_令和2年3月期.csv
・HOT010_3.0_貸借対照表令和2年3月期.csv
なお、国税庁が提供する標準フォーム(貸借対照表及び損益計算書の場合のみ)を使用してCSVファイルを作成した場合のファイル名は、「様式ID_バージョン_財務諸表名_業種番号_.xlsx」としております。
業種番号の次の「_(アンダーバー)」の次に任意の文字列を追加することも可能です。
また、業種番号については削除していただいても差し支えありません。
「業種番号」について確認される方は、以下の6頁(参考2)をご確認ください。
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- 財務諸表の種類ごとにCSVファイルを作成し、作成した複数のCSVファイルを同時に送信する場合は、各CSVファイルに記録した「法人名」、「事業年度(自)」及び「事業年度(至)」の内容を同じにしてください。
- 財務諸表のCSVファイルを複数同時に送信する場合、各CSVファイルは1つの財務諸表のみ作成してください。
- なお、同じ財務諸表種類(例:貸借対照表と貸借対照表)について、各財務諸表を1つずつCSVファイルで作成した場合でも、同時に送信することはできませんのでご注意ください。
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記録すべき申告事項等がない場合
記録すべき申告事項等がない項目は、項目の区切りを表す半角文字の「,(カンマ)」のみを記録してください。
CSV形式では、必ず半角文字の「,(カンマ)」で項目が区切られている必要があります。【最終項目の欄に記録すべき申告事項等がない場合】
≪例≫
正:「前の項目」,
誤:「前の項目」 (前の項目が区切られていない。)【最終項目の欄以外で、記録すべき申告事項等のない項目の欄がある場合】
≪例≫
記録すべき項目が3項目あるが、2つ目の項目に記録すべき事項がない場合
「前の項目」,,「後の項目」 -
文字列を改行する場合
文字列を改行する場合は、文字列全体を「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでください。
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(3)作成したCSV形式データについて確認する
作成した財務諸表のCSV形式データについて、e-Taxで指定したレコードの内容及び留意事項等に沿っているかどうか、「CSVファイルチェックコーナー」で確認することができます。
作成したCSVデータが問題なくe-Taxで受付可能かどうか、事前に当コーナーを利用してご確認ください。
CSVファイルチェックコーナーの初期設定等を確認する
CSVファイルチェックコーナーを始めてご利用される方は、CSVファイルチェックコーナーの事前準備等の初期設定をご確認ください。
CSVファイルチェックコーナーを利用する
以下のリンクから、CSVファイルチェックコーナーをご利用いただけます。
なお、CSVファイルチェックコーナーの基本的な操作方法については、
「
CSVファイルチェックコーナーの操作方法
」をご確認ください。
(4)作成したCSV形式データを提出する
作成した財務諸表のCSV形式データは、e-Taxソフトに組み込んで送信又は光ディスク等に保存して提出することができます。
具体的なe-Taxソフトへの組み込み方法、光ディスク等による提出に当たっての留意事項に関しては、以下をご確認ください。